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2023年7月27日

老後にかかるお金はいくら? 老後の資金調達方法徹底解説!


医療技術の発達や健康志向の高まりとともに人々の平均寿命が伸びた今、人生100年時代に突入したとも言われています。なんとなく老後のことを考えて貯蓄をしているけれど、退職した後の生活がどうなるのか漠然とした不安を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では老後にかかるお金や老後資金の調達方法を解説します。
ぜひこの記事を読んで、老後のお金の心配を少なくしてセカンドライフを迎える参考にしてください。


老後資金の目安は2,000万円?


現在の日本においては、会社を退職あるいはリタイアした後、公的年金の収入だけで安定的な生活を送ることは大部分の人にとって難しいのが現状です。少子高齢化の影響により、今の若年層が将来受け取る年金が不足するとも言われています。

2019年の金融庁の試算の中でも「老後30年間で2,000万円不足する」という記述があり、大きな話題となりました。この金融庁による試算は、平均的な収入の会社員の退職後の生活において、年金収入では賄いきれない生活費が毎月5.5万円あるという前提で、65歳から20年~30年分の計算をすると約2,000万円不足するという計算になっています。そしてこの計算は「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯」を想定しています。

2,000万円という数字はあくまでも金融庁の試算ですので、人それぞれ置かれている状況によっては十分足りていたり、逆に2,000万円では足りない人も出てくるでしょう。

また、平均寿命の延長やライフスタイルの変化、病気による医療費、持ち家のリフォームなど突発的に出ていくお金も考慮に入れる必要があります。

そういった支出や、老後の自身の生活スタイルを想定し、必要な支出額を洗い出しておくことがとても重要です。

老後資金を準備する上で気を付けておくべきこと


資産形成は早いうちから始めること


資産形成の方法には積み立てNISAや貯金などが挙げられ、毎月一定額をコツコツ貯めていく方法が一般的です。ですので、将来的な貯蓄額は、スタートする時期によって変わります。

たとえば、30歳から資産形成を始めたとすると年金を受給する65歳まで35年間貯蓄ができます。1か月に5万円を積み立てるとすると、5万円×12か月×35年=2,100万円貯蓄できます。

これに対し、現在50歳の人が65歳まで同じ額貯蓄すると、5万円×12か月×15年=900万円しか貯蓄できません。

また、資産形成のスタートが遅ければ遅いほど、目標とする貯蓄額を達成するための月々の負担額も大きくなってしまいます。

早いうちから始めれば貯蓄を多く貯められるだけでなく、いざという時の出費に慌てることなく対応することができます。

支出の見直し


資産形成のための資金に回すお金がないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本当にそのお金はないのでしょうか?一度、月々にかかっている水道光熱費や通信費などの固定費を見直してみましょう。

▼携帯代
格安SIMに乗り換えることで月々の携帯代を約5,000円程度抑えることができます。

▼光熱費
2016年4月から電力会社を自由に選べるようになりました。毎月の電気使用量と金額を確認して、乗り換えたらいくら安くなるのか各電力会社を比較することができます。

▼保険
将来のリスクに備える民間保険ですが、必要以上に保障を付けて高い保険料を払っていないでしょうか?日本は会社員であれば「社会保険」に加入してますし、個人事業主は「国民健康保険」に入る制度になっているので、社会保障で賄える部分は国の制度を利用して、それ以外の部分を民間保険で保障すれば月々の保険料を抑えることができます。

▼サブスクリプションサービスの利用料
月額一定額を払えば、様々なサービスを受けられて便利なサブスクリプションですが、使っていないのに契約したままになっているものが意外とあったりします。

資産形成のための節約は大切ですが、節約に走りすぎて生活が苦しくなってはいけません。生活の満足度を下げずに削るべき支出を削りましょう。

シミュレーションを定期的に行う


物価の変動や年金制度など世間の状況は刻一刻と変化していくものです。平均寿命が伸び老後に必要なお金が増える可能性もありますし、年金制度の見直しにより受給額が減少する可能性もあります。その他、結婚や転職・病気など、ライフスタイルの変化も起こりえます。

今現在の収入と生活費で一度だけ老後資金のシミュレーションをしたが、状況が変わり老後資金が実は足りていなかったという事態を避けるために、定期的に老後資金のシミュレーションを行うことが大切です。


老後資金を調達する方法


早期から準備できるもの



▼積み立てNISA
積み立てNISAとは、投資初心者向けの積み立て型の小額投資非課税制度です。

通常、投資で得た運用利益には約20%の所得税がかかります。積み立てNISAは、投資の運用益が20年間非課税になります。そして、年間の投資枠は40万円までです。

毎月1,000円から積み立てることができ、いつでも引き出すことができます。

銀行に現金を預ける預金は金利が安いため利回りが良くありません。しかし、積み立てNISAは長期的に投資をして地道に利益を増やすことができます。(必ず元本を保証されるものではありません)

▼iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoとは、公的年金とは別に給付を受けられる私的年金制度の一つです。公的年金とは異なり、加入は任意で掛け金の拠出、掛け金の運用をすべて自分で行い、掛け金とその運用益の合計額をもとに給付を受け取るものです。掛け金は月額5,000円から1,000円単位で選ぶことができます。

加入すれば60歳になるまで引き出すことはできません。しかし、掛け金全額が所得税の控除対象になるため節税効果があり、運用で得た利益は完全非課税です。掛けやすい金額から始めることができます。

▼個人年金
個人年金とは、民間の保険会社が提供している保険商品の一つです。保険の契約後60歳または65歳などの一定の年齢まで毎月一定の保険料を積み立てて、契約満了を迎えた時点で積み立ててきた保険料を年金として受け取るものです。保険会社によってさまざまな個人年金商品があるので自分に合った商品を選ぶことができます。

老後になってからの調達方法


資産形成は早いうちからと先に書きましたが、老後になってからでも資金を調達する方法があります。

▼リースバック
リースバックとは自宅などの不動産を売却して現金化し、売却後もそのまま自宅に住み続けることができるサービスです。売却した後は買主と賃貸借契約を結び、賃料を支払いながら住むことになります。自宅を売却することでまとまった現金を受け取ることができます。

▼リバースモゲージ
リバースモゲージとは、自宅を担保に生活資金を借入して自宅に住み続け、借入人が亡くなったときに自宅を売却して一括返済するシニア向けの融資商品です。借入金は一括で全額受け取ることもできますし、年金のように分割で受け取る方法もあります。

資金調達としてのリースバック


リースバックは持ち家を利用して老後資金を得る方法です。自宅に住み続けながらまとまった資金を受け取れるというメリットがあります。

ここではリースバックを利用する流れと注意点をご説明します。

リースバック利用の流れ


①不動産会社に問い合わせ・相談
不動産会社に売却したい不動産について問い合わせをします。不動産会社のHPから簡単に問い合わせできます。

②仮査定
問い合わせ後、所有資産の状況や買取希望価格などを確認し、仮査定を行います。

③現地査定
仮査定に問題がなければ、不動産会社の担当者がご自宅等の物件や周辺の状況を実際に確認します。

④買取金額の提示
現地調査後、買取希望価格や調査結果・市場調査をもとに、不動産会社から「買取価格」と「賃料」が提示されます。

⑤売買契約・賃貸借契約の締結
買取金額や賃料に納得したら、契約を締結します。

⑥売却代金の決済・賃料支払スタート
不動産会社から資産の売却代金を受け取り、賃貸借契約を締結します。
そして月々の賃料の支払いがスタートします。

リースバック利用時の注意点



リースバッグは自宅売却後も自宅に住み続けられるという最大のメリットがありますが、もちろん契約には注意点があります。おもわぬ損失を被ることがないようにポイントを押さえて契約することをお勧めします。

▼売却価格に妥当性があるか
リースバックで不動産を売却する場合、利回りを重視されるため市場価格より低い金額で売却価格を提示されることもあります。買取後に賃貸借契約を結ぶため、すぐに売却ができず、価格変動のリスクを買主であるリースバック業者が負担することになるためです。市場価格より低いとはいえ、例えば市場価格より6割以上も低いような値段は妥当性に欠けます。契約前に不動産仲介会社に複数社の買取査定額を提出してもらうなどして、客観的な判断をする必要があります。

▼賃貸借契約内容の確認
リースバック契約をする際には、家賃や契約期間、契約の更新や修繕費の負担の有無といった諸条件をしっかりと確認する必要があります。些細なことでも不明点があれば専門家に相談しましょう。

▼資金計画を立てる
せっかくリースバックを利用して自宅を売却できたとしても、将来的に家賃の支払いができなくなってしまう方がいます。目先の買取金額だけに気をとらわれず、自宅売却後の家賃を払い続けることができるかなど、自身の生活設計に無理がないかも合わせて確認が必要です。


レーベンゼストックのリースバック


レーベンゼストックは、リースバックやオーナーチェンジに特化した会社であり、東証プライム上場企業であるMIRARTHホールディングスのグループ会社です。

グループが持つ累計約20,000件の豊富な取引実績で培った提案力を生かし、売主様の人生設計に合わせて様々なプランを提供しています。

老後のリースバック活用に特におすすめなのが「みまもりリースバック」です。

みまもりリースバック


レーベンゼストックのみまもりリースバックは、65歳以上の方を対象としたプランで、費用負担ゼロでアルソックの「24時間みまもりサポート」に加入でき、定期的な安否確認や24時間健康相談などのサービスを受けることができます。もし何かあった場合でもご家族や病院などに連絡が入るので、離れて暮らす家族も安心です。

レーベンゼストックでは他にも、いらなくなった家電や粗大ごみを処分してくれるサービスがついている「おまかせリースバック」や、賃料は物件の管理費と修繕積立金といったランニングコストのみのお支払いで住める「超短期リースバック」がございます。

お客様のライフスタイルに合わせて最適なプランをご提供いたします。

レーベンゼストック公式HPはこちら